volunteer
about
about
¥director
¥director
trailer
trailer

海外の小学校でボランティアをするため、わたしたちは毎年楽しくインドを訪れていた。

そんなある年のある日、インド人に「ジャパーニー(日本人)!」と声をかけられ、小さくて汚いテレビにあの光景を見た。2011年3月11日のことである。

「なぜ」学生の自分たちが、家族と連絡もとれず、母国が悲惨な状況下、この場所でボランティアをするのか。

翌年、春休みと夏休みだけ盛り上がるボランティアに覚え始めた罪悪感をバックパックに詰め込んで、「ボランティア」というあいまいな外来語がひとり歩きする時代と向き合うためにもう一度インドを訪れた。

一体ボランティアとはなにか、現地で出会った旅人たちにあたたかく見守られ、

手探りで答えを求める彼や彼女が、ふとあなたの日常に疑問を投げかける人間ドキュメンタリー。

 

India インド day2only

板橋令子
慶應義塾大学3年

私は大学に入って三年、いわゆる”ボランティア”をしてきました。ある年のある日、「ジャパーニー!ジャパーニー!(日本人!日本人!)」と呼びとめられたのはインドの小学校からの帰り道。渋々ついて行った先に見たものは、テレビのニュースで流れるおぞましい日本の映像でした。家族や友人と連絡がとれない状況にもかかわらず、海外で活動をする自分に強烈な違和感を覚えたのは3月11日から。自己満足のあれ、偽善のそれ、就職活動のためのこれ。共通見解が得られないまま、人々の身近になった”ボランティア”の本当の意味が知りたくて、カメラをもって訪れた三度目のインドには、「なんだ、人間って単純で優しいんだ」というシンプルなものごととの出会いがありました。